バックナンバーと目次:91号~105号

No.105(2006年11月号)の目次&紹介
「石橋湛山賞」特集
第27回「石橋湛山賞」の選考経過と授賞式

過去を忘却しない平和の構築こそ <推薦の言葉> ……叶芳和・宮崎勇・相田雪雄
研究とともに和解活動の経験を踏まえて <受賞の言葉> ……小菅 信子

<受賞記念講演>

戦後和解――アジア諸国との真の和解、友好を目指して ……小菅 信子
1、今、世界は過去に縛られている
2、日英、戦後和解への長い困難な道程
3、民間ベース和解活動の大きい成果
4、日英和解を成功させた要因は何か
5、日中和解への困難を乗り越える具体的条件
6、戦後和解の四パターン、忘却せずに和解を
7、東アジア――新しい和への価値観創出こそ

憎悪に向き合い、和解をめざす <小菅教授の人と仕事> ……フィリップ・トウル
98年、両陛下訪英、成功への影の立役者 <祝辞として> ……林  貞行

論文

一九一〇年代日本の中国論――「東洋経済新報」を中心に   ……胆   紅

新刊紹介

安原和雄著「平和をつくる構想」
渡邉良明「J.F.ケネディvs.二つの操り人形」

追悼

小山宙丸先生を偲ぶ   ……高柳  弘

論壇季評[第25回]

内容が残らない「美しい国」/ソロリ運転で応援団も大不満?/歴史に学ばない政治家の運命は/旧に戻るだけ?の「小沢主義」/成長優先に転換したアベノミクス/刺激的な竹森の日銀批判/格差上に立つニューエコノミー/貧困層拡大こそ日本の大問題

No.104(2006年8月号)の目次&紹介
シリーズ「石橋湛山を語る」 第6回(8)
今、石橋湛山に学ぶこと

湛山の魅力――三つの顔、三つの思想哲学、六つの人間的資質 ……増田 弘

(9)汲み尽くせなかった政治家・石橋湛山

――「こんな立派な総裁はいないが、こんな心配な大将もいない」 ……宮崎 吉政

「石橋湛山全集」未収録論文

経済の定義  ……石橋 湛山

論文

「東洋経済新報」の読者層――1934・35年の調査報告を中心に  ……上田 美和

論壇季評[第25回]

小泉劇場とは何だったのか/改めて問われる政治と理念/新たな政界の地殻変動か/ タカ派がタカ派の増殖を憂う/道徳的経済学を強調する/伊藤光晴のケインズ再訪/ 「ケインズ革命」の評価を問う/新進経済学者の野新作/アダ花ではない村上ファンド/ 「自由さ」に検察乗り出す危うさ

No.103(2006年6月号)の目次&紹介
シリーズ「石橋湛山を語る」 第5回(7)
常に現場で、冷静に、倦まず、悲観せず――

大正初から戦後へ、同時代を観る思想の一貫性 ……谷沢 永一

コメント

戦時下の自由主義をどのように見るべきか――前号の上田美和論文への若干の批評  ……姜 克實

論文

石橋湛山の世界経済論――1930年代におけるエコノミストの戦争抵抗  ……姜 克實

論壇季評[第24回]

市場参加者の「邪心」を問う、都留の小泉改革真っ向批判/社会経済学から 小泉改革を斬る/広がる「品格」ブームの不気味さ/下流どころか「下層社会」の到来/ 格差より「移動の分断」こそ問題/制御思想も手段もない市場開放/有効で公平な税制とは 何か/戦後三回目の政界大再編到来?/沖縄密約から今日の巨大負担へ

No.102(2006年3月号)の目次&紹介
シリーズ「石橋湛山を語る」 第4回(6)
日本の根幹にメスを入れた――

思想家・湛山を代表する三つの論文  ……河上 民雄

紹介

石橋湛山の岩波茂雄への手紙――敗戦前後の一段面  ……山口  正

論文

石橋湛山の中国論の再検討――自己責任の視点から  ……上田 美和

論壇季評[第23回]

拝金主義の世相に反省気運/事なかれ主義の金融庁に痛棒/峻烈! 高杉の「亡国コンビ」糾弾/対米隷従を批判する「国富消尽」/朝日・ 読売の共闘宣言/反戦へ、ナベツネの変身?/繰り返される「伝統に帰れ」 /自信喪失を映す鏡か/就業機会喪失こそ最大の問題/ゲーム熱中で壊れる若い脳

No.101(2005年11月号)の目次&紹介
石橋湛山賞」記念特集

第26回「石橋湛山賞」――藤原帰一著「平和のリアリズム」へ
選考経過と授賞式
推薦の言葉――新しい「戦争と平和論」の必要性        ……宮崎  勇
受賞の言葉――国際関係の「制度」を信じた三浦、石橋翁   ……藤原 帰一

受賞記念講演

1 資本主義、国際関係の「制度」を信じた石橋翁
2 手段としての戦争を認めたウェストファリア条約
3 緩和と強化のサイクル描く戦争規制ルール
4 平和とは「平和主義」の原則論ではない
5 軍事的リアリズムからの平和の擁護
6 民族自決、ナショナリズムを一般化する危険
7 民主主義の名の下に、必要ない戦争が
8 理想主義と現実主義を超えて

藤原先生の人と仕事

国際政治の理想と現実を追うリアリズム  ……天日 隆彦

論文

サムライ・Kと古武士・銕太郎――朝河貫一と三浦銕太郎の接点を探る ……矢吹  晋

シリーズ 「石橋湛山を語る」 第3回
若き日の石橋湛山の手紙

通産相~総理秘書官として二年三カ月――基本は押さえ細部は任せる、温かみある「大臣」 ……高橋 淑郎

論壇季評[第22回]

総合雑誌・評論家も茫然自失?/都市無党派層はなぜコイズミか 「すべて、セオリー通り」とは!/総理強権拡大、制御不能の恐れ もう一つの超大国EUの実像/日本の体制選択にも大きな示唆 ドル高戦略の立役者ルービンが/米国長期繁栄の舞台裏を語る 団塊世代、最後の華か再騒動か/田舎暮らしにも「希望の格差」が

「自由思想」創刊号~100号全目次

付・筆者名・全索引

No.100(2005年9月号)の目次&紹介
創刊第100号にあたって

石橋湛山記念財団の機関誌「自由思想」の第1号が発行されたのは1975(昭和50)年5月のことです。 それから本100号までにちょうど30年間、毎年平均3冊強を発行してきたことになります。 この30年間年平均3冊強という数字はけっして大きな数字ではありませんが、また簡単に達成できる数字でもありません。 愛読者の皆様、執筆者の方々は勿論のこと、多くの関係者の積極的かつ継続的なご支援があって、 初めて到達できた数字と認識しております。改めて厚く御礼申し上げます。

さてこの30年間、「自由思想」には、数多くの啓蒙的な論文や対談が掲載されています。 100号記念特集として、改めてそれらに触れていただくのも一案かと考え、そのうち、 (1)石橋湛山の論文・原稿で「石橋湛山全集」には未収録のもの、および (2)数多くの方々が石橋湛山について語られている随想・記録から、何編かを再録してみました。 戦前~戦後の石橋の思想と行動に、今日的な話題がいち早く指摘され、 その改善への提言が行われていたことに、驚かれることかと思います。

本誌は発行部数が約1000部にとどまる小さな機関誌です。 しかし、志は高く、湛山が堅持した日本の良識を世に訴え、後生に伝えることと考えています。 これには、皆様方の温かいご支援が欠かせません。今後ともどうかよろしくお願い申し上げます。

2005(平成17)年8月 財団法人石橋湛山記念財団・理事長 石橋 省三

100号記念特集(1) 「石橋湛山全集」未収録の論文・手紙・原稿を再録
若き日の石橋湛山の手紙

1905年8月、早稲田在学中、従軍布教師として満州にあった望月日謙師へ託した心情

近代に於ける婦人問題の中核

1913年2月、良妻賢母より職業婦人としての自立こそ現実の問題と説いた、先鋭的な婦人論

「早稲田文学」へ寄稿の「普通選挙論」

1915年、同誌に連載した時論、批判への反論

哲人政治と多数政治

1916年11月、いかに優秀な人間でも完全ではない、個人の意志の尊重こそ民主主義の根幹であるとする

自由主義発生の原理

1929年1月、コンパクトにまとめられた自由主義論。湛山思想の通奏低音である

ドン・キホーテ式世界思潮論

1938年3月、日独伊3国同盟を推進した白鳥敏夫・スウェーデン公使の論文「ファシズムと人民戦線」、 とくにそのデモクラシー解釈を痛烈に批判した新聞コラム

第三次大戦必至と世界国家

1950年6月、朝鮮戦争勃発に際してその行方と世界平和への展望を考察した長大論文。 追放中で未発表のままだったが、1992年に発見・公表されたもの

私の積極政策

1961年7月、早稲田大学学生に求められて執筆したもので、 戦後の政界進出・経済政策から当時の池田内閣評・中ソ問題まで、柔らかく説いている

日本の政治家に与う――日中・日ソ関係を論ず

1964年1月、前年秋の第2次訪中後に考察した中国論。 湛山はこの訪中直後の総選挙で落選したが、民間人として引き続き、宿願の「日中米ソ平和同盟」を追究していくとする

岸君は米誌に助てもらったか

1965年12月、湛山81歳、不自由な左手で執筆した未定稿で、没後発見されたもの。 岸信介元首相のアジア認識・防衛論を厳しく批判。

<特別再録> 靖国神社廃止の議

湛山が、終戦直後の1945年9月に執筆した社説。小泉首相の靖国参拝が近隣アジア諸国、 国内に激しい議論も呼ぶとき、先進的な主張としてしばしば引用される「靖国廃止論」の原文。

100号記念特集(2) 回想の石橋湛山
「自由思想」のバックナンバーに掲載された、各界の人々の「石橋湛山論」

前田潔巳/大原万平/石田博英/野田卯一/森永貞一郎/柏木雄介/岩武照彦/ 高橋淑郎/脇村義太郎/井出一太郎/三木武夫/林健久/松尾尊兊/根津知好

シリーズ 「石橋湛山を語る」第2回
総理辞任の決断と、病室で語られた人生哲学

聖路加国際病院名誉院長・日野原重明

石橋湛山の中国観

元東洋経済新報社専務・ 原田 運治

論壇季評[第21回]
言論民主主義の危機訴える金子勝らの「メディア危機」
憲法否決にみる西欧民主主義
「アジア共同体」に基盤はあるか
是か非か百家争鳴の靖国参拝論
突出小泉を抑える長老・先人達
本質を洗い出す高橋「靖国問題」
時代を超えて光る湛山の廃止論

No.99(2005年5月号)の目次&紹介
新・シリーズ「石橋湛山を語る」第1回

「石橋湛山を語る」という新シリーズです。 湛山の生前の活動を直接あるいは間接にご存じの方々に、 インタビューをして記録を残しておこうという企画です。 渡部恒三先生がその最初のご登壇になります。

不世出の哲学政治家との出会い、 選挙を手伝った思い出

衆議院議員 渡部恒三

高橋亀吉に私淑して得た日本経済分析と石橋湛山の思想

立花証券取締役相談役 石井 久

論文
ケインズと湛山の不吉な予言が的中したヴェルサイユ会談三巨頭の「愚行」

経済評論家 神尾昭男
二つの世界大戦を挟む「戦間期」の金本位制への復帰から崩壊に至る大破局は、 欧米列強の金融寡頭の「愚行」だった。しかし遡ると、「愚行」 の連鎖はヴェルサイユ体制におけるドイツに対する苛斂誅求から始まっている。 パリ平和条約の不当性を批判してやまなかったケインズと石橋湛山の「不吉な予言」 が不幸にも的中した。

新刊紹介
石村柳三著「石橋湛山-信念を背負った言説」
-湛山の行動と思想に共鳴した情念がほとばしる-

法立寺住職 元・立正大学学長 渡邊寶陽

論壇季評[第20回]
テレビ時代を象徴するライブショー
背景に米国の対日M&A戦略
公共放送のジレンマの中のNHK
欧米のテレビも「公共性」の悩み
紆余曲折の郵政民営化論議
「そもそも論」に立ち戻って議論を
希望を持つことにも格差あり
「市場経済」が社会を破壊する

次号は百号記念号として、特集企画を予定します。

No.98(2005年1月号)の目次&紹介
総特集「石橋湛山生誕120周年記念シンポジウム」

 石橋湛山は1884(明治17)年9月に生まれ、 1973(昭和48)年4月、満八八歳で没しています。2004年は生誕120年にあたりました。 これを記念して、石橋湛山記念財団では、朝日新聞社、東洋経済新報社、(社)経済倶楽部、 早稲田大学の後援をえて、10月23日、湛山ゆかりの早稲田大学で、標記のシンポジウムを開催しました。 当日は土曜日にもかわらず、多数の聴取者で14号館201教室の大会場が埋まりました。 石橋省三・財団理事長と白井克彦・早稲田大学総長の挨拶のあと、朝日新聞の早野透氏が基調講演、 田中秀征氏・早野氏・増田弘氏・渡辺正太郎氏の各界4氏よるディスカッションが行われました。 「自由思想」98号ではその全容を収録しています。

挨拶
 混迷する今日を考えるシードに 石橋湛山記念財団理事長 石橋 省三
 寒風下の祝賀会をお詫びする 早稲田大学総長 白井 克彦
基調講演
 石橋湛山からみた現代ジャーナリズム 朝日新聞コラムニスト 早野  透

私が政治部に来たのは1974年で、石橋湛山さんはその前年に亡くなっているので、 政治記者として石橋湛山の謦咳に接したことはありません。 ここでは、ジャーナリストでもあり政治家でもあった、 われわれから見ればはるかな巨人というべき石橋湛山を、 一政治記者の観点からお話しさせていただきたい。

湛山は、甲府中学で、「ボーイズ・ビー・アンビシャス」という言葉を残したクラーク博士の直接の生徒である、 大島正健さんに学んでいる。「ビー・ジェントルマン」、紳士であれ、と。 これはどういう意味か。英語ではたった二語、二語でいいんだと。要するに自分で何をするべきか、 どういう行動をすべきか考えろと。自分で律しろという場合に、そこには他人もいるわけです。 他人に対する思いやりを持つ。この精神を石橋湛山は大島正健から深く感じ取ったと思うのです……。

  1. 石橋湛山をめぐる本棚から
  2. 大島正健から学んだクラーク博士の精神
  3. 早稲田で学んだプラグマティズム哲学
  4. 自由・民主・平和・合理・経験主義に基づく論陣
  5. 民衆の成熟とは何か、普通選挙への熱意
  6. 湛山の小日本主義、戦争賛美に走った大新聞
  7. 今の状況は満州事変時と似てはいないか
  8. 「もう仕方ない」、既成事実に負けないこと
パネルディスカッション
 生誕120周年、石橋湛山に学ぶ 福山大学教授・元経済企画庁長官 田中 秀征
朝日新聞コラムニスト 早野 透
東洋英和女学院大学教授(コーディネータ) 増田 弘
経済同友会副代表幹事・専務理事 渡邉正太郎

[増田] 本日は、田中さんは政界から、早野さんは言論界、渡邉さんは実業界、 私は学界からという立場での参加です。この非常にバランスのとれたパネリストによって、 石橋湛山の知られざる面、その実像を立体化することが、このパネルディスカッションの一つの目的です。 と同時にもう一つ、もしも石橋湛山が現在生きていたら、いったい今日の日本の政治や外交、 あるいは経済、社会、安全保障、そういった日本の現状について、どういうことを言っただろうか。 この二つのテーマを軸にしてディスカッションを進めたいと思います。……。

  1. 三つの側面から立体化されてきた実像……増田
  2. 小学生、12歳からの石橋ファン……田中
  3. 哲学と風格があった政治家たち、いまいずこ……渡邉
  4. 金権政治の前の時代に、哲人政治家がいた……早野
  5. 時代が求めた総理、政治家としての志の原点……田中
  6. 政策は時代で違う、今日なお「インフレ」なのか……渡邉
  7. 経済思想は継承、国際関係は違ってきた?……早野、増田
  8. 安全保障より平和の分配を、痛恨の公職追放……田中
  9. 石橋小日本主義思想を引き継ぐ流れはいずこ……増田、早野
  10. 冷戦終結後に広がった日本の可能性とは……渡邉、田中
  11. アメリカ・中国・日本の宿命的関係への指針……早野、増田

第14回日本研究国際セミナー ――「自由主義者・石橋湛山の思想と評論」より  編集部

論壇季評[第19回]
「ブッシュのアメリカ」が、世界と日本に投げかける難問
ブッシュイズムのアメリカに、リベラルの復権はあるか
現代資本主義の「欺瞞」を暴く、ガルブレイス経済学の終章
経済マスコミの現状を映す、東谷のガリバー寡占「日経」大批判
鈴木庫三の「言論弾圧」に異論、日記に「客観性」を見る違和感も

No.97(2004年11月号)の目次&紹介
「石橋湛山賞」記念特集

第25回「石橋湛山賞」――橘木俊詔著「家計からみる日本経済」に決まる
選考経過と授賞式

受賞記念講演

家計からみる日本経済――豊かさの実感できる社会をめざして
橘木 俊詔
日本経済は戦後から高度成長をへて今日まで五十何年を経過したが、 経済問題を語るときに、景気とか成長とか企業の話がいつも前面に出てくる。 しかし経済とは究極、国民すわなち家計が幸せになることに存在の意義がある。 つまり企業と家計を同時に語ることが重要ではないかという問題意識からこの本を書いた。 最近の経済に焦点を合わると、景気の回復の兆しがみられ、大企業中心に潤っている。 しかし中小企業はまだそこまでは至っていない。さらに国民はどういう状況か。 企業が繁栄しても国民が不幸の中にいるのであれば、 私はまだ景気は回復していないと判断する。 国民あるいは家計の経済状況を調べる意義がそこにある。
1、経済の幸福は国民にあり、企業と家計、両方をみてこそ
2、消費への起爆剤がなく、将来への不安感が横溢
3、石油危機を吸収した知恵、ワークシェアリング
4、なぜ、豊かさを実感しない家計だったか
5、デフレ――企業と家計の影響の違い
6、所得格差の拡大、長時間労働・失業の併存
7、私の社会保障制度改革案

橘木俊詔氏の人と業績

西村 周三
細分化した経済学を隣接分野含めて再統合。一貫した不平等への関心

論文/金本位制の旗振り役を演じた、ロンドン・エコノミストの「愚行」

神尾 昭男
「エコノミスト」を範としながら、その主張には同調しなかった石橋湛山の慧眼

新刊書評/石井裕晶著「中野武営と商業会議所」
浅野 純次

論壇季評[第18回]
日中特集で二極化する論壇誌
同床異夢の「アジア共同体」論
映画「華氏911」の欠落部分
刺激的な「非米同盟」論
日露戦争100年をどう見たか ――混迷日本を映し、韓国に残るその後遺症
拡大する社会的・実質的格差 ――市場ルールと不平等是正策が必要

No.96(2004年8月号)の目次&紹介
特別対談/ 石橋湛山に学ぶ ――石橋~池田~宏池会に流れる政治・経済思想を受け継ぐもの――
谷垣禎一(大蔵大臣・自民党衆議院議員)/早野透(朝日新聞コラムニスト)

1945(昭和20)年生まれ、 東京大学法学部同期の2人が、今日の政治状況を語り尽くす。小泉政治の「革新性」ととともに、 失われつつある良質の保守政治。戦後政治には、 石橋湛山から池田勇人~大平正芳~宮澤喜一の宏池会という流れがあるのではないか。 その系譜からみて、石橋湛山にいま学ぶものは何か。国際秩序維持への日本のあり方、 「谷垣財政」のゆくえ、教育基本法と憲法改正問題など、「ポスト小泉」の有力候補、 谷垣財務大臣が胸中を語る。

著者に聞く/ 「日本リベラルと石橋湛山」をめぐって
――今日の混沌とした状況に、湛山ならばどう考えるか――
田中秀征(福山大学教授・元経済企画庁長官)/石橋省三(石橋湛山記念財団理事長)

「日本リベラルと石橋湛山――いま政治が必要としていること」 (講談社選書メチエ、2004年6月刊)を上梓された田中秀征氏は、自称「石橋湛山の孫弟子」。 あらためて湛山の政治経済思想と戦後政治の実際を、側近石田博英氏等が見聞きしたエピソード、 選挙区静岡で支えた人々の話などを交えて、追跡評価しています。「戦後当初から議員当選し、 石橋内閣が短命でなかったら、日本のその後は大きく変わっていた」、今日でも 「いつか流れは変わる、滝のように変わる」という田中氏に、湛山の孫・石橋省三(現)理事長が、 今日での意義を問います。

エッセイ/天下の公道という考えはいかに生まれたか
原田  泰

明治維新における「天下の公道」 「万機公論」の精神はどこから生まれたのか、吉野作造の論旨を中心に追跡。

新刊書評/ 岩田規久男編著「昭和恐慌の研究」
猪木 武徳

鈴木治雄さんを偲ぶ――日本を憂うる国士――
高柳  弘

シンポジウム・セミナーのお知らせ/
  1. 生誕120周年記念シンポジウム 「いま石橋湛山に学ぶもの」――2004年10月23日(土)、東京・早稲田大学14号館、 主催・石橋湛山記念財団
  2. 第14回日本研究国際セミナー「自由主義者 石橋湛山の思想と評論」 ――2004年10月15日(金)、福岡市メルパルクFUKUOKA、 主催・福岡ユネスコ協会
論壇季評[第17回]
参院選、流れは変わった!?
詭弁と詐術が続く年金・イラク
構造改革に挑む空しさ
フリーター世代増幅の危機
痛烈なソロスのブッシュ批判
再選=異常の継続か、内部変化か
英国自由党の「小英主義」に淵源、 三浦銕太郎の「小日本主義」

No.95(2004年4月号)の目次&紹介
対談
「石橋湛山の戦後」をめぐって~小日本主義は政策・行動としてどう現実化されたか~…姜克實/増田弘
エッセイ
アメリカを非アメリカ的視点でみれば…浜短子
若い人を「教育]する…石橋省三
論文
「幻と希望の轍」~石橋湛山と矢内原忠雄における平和思想の比較考察(下)…井坂康志
論壇季評
派兵論じる前にアラブ理解を
アメリカ帝国の衰退の始まり
昭和史に学ばぬ小泉言行録
“国論二分する”言葉遊びの危うさ
イラク便乗のどさくさ改憲論
「白紙から新憲法」の安倍提案
小泉構造改革で「復活への序曲」?
稲葉「経済学」は構造改革有害説
エコノミスト不信がベストセラー生む皮肉

No.94(2003年12月号)の目次&紹介
「石橋湛山賞」記念特集 第24回「石橋湛山賞」の選考経過と授賞式
受賞記念講演 「地域再生の経済学」…神野直彦
神野直彦氏の人と業績~リベラリズムの立場に立った真の意味における経済学者…宇沢弘文
追悼・石橋湛一前理事長
石橋湛一さんを偲ぶ…中井義行
新しく理事長に就任して…石橋省三
再論「戦略的円安」のすすめ~ドル本位制からの脱却こそ経済再生の道…神尾昭男
新刊/紹介
川越良明著「横手時代の石橋湛山」/ロシア語版「湛山回想」
幻と希望の轍~石橋湛山と矢内原忠雄における平和思想の比較考察(上)…井坂康志
論壇季評(第15回)

No.93(2003年4月号)の目次&紹介
特集 昭和恐慌と平成大停滞
昭和恐慌に学ぶ~石橋湛山と「東洋経済新報」の黄金時代~…若田部昌澄
高橋亀吉の経済思想~その現代的意義…田中秀臣
「戦略的円安」のすすめ…神尾昭男
回想・石橋湛山総理~その誕生と辞任
石橋首班成立の真実を語っておこう…井出一太郎
日本人の肖像としての石橋湛山先生…日野原重明
<初期>東洋経済新報社の思想形成過程に関する思考(下)
~J・S・ミルの自由概念の継承を中心に…井坂康志
論壇季評
墓穴を掘る?小泉失言
政局流動化で経済ますます混沌
経済論戦ブームの仕掛人たち
甦るフィッシャーの亡霊
インフレ・ターゲット論議の迷走
かえってデフレを促進?
近隣諸国を省みない靖国参拝
石橋は敗戦直後に廃止論
イラク攻撃で孤立するアメリカ
日本政府の理念なき追従

No.92(2002年12月号)の目次&紹介
第23回「石橋湛山賞」特集
受賞記念講演 日本経済再生の条件…植草一秀
竹中流経済政策を論破せよ~植草一秀の人と業績…鈴木淑夫
特集/井出一太郎没後7年記念シンポジウム」
いま、石橋湛山、三木武夫を語る…田中秀征・國弘正雄・早野透・井出孫六
石橋湛山・三木武夫の水脈…増田弘
<初期>東洋経済新報社の思想形成過程に関する考察
~J・S・ミルの自由概念の継承を中心に…井坂康志
論壇季評
戦前にも「隠密外交」の失態
古色蒼然、岡崎の外務官僚論
米国の新帝国主義めぐり、アイケンベリーと藤原と寺島と
竹中・木村「アメリカ出羽の守」の迷走
「異端」の植草・岩田経済学に脚光
復古調の教育改革論、背景に「個人主義への嫌悪」

No.91(2002年5月号)の目次&紹介
改革と同時に成長政策あってこそ
ー小泉政策のここが間違っている…宮崎勇
昭和恐慌から何を学ぶ
ー平成デフレに出口はあるか…金森東一郎
最高の言論人・石橋湛山と靖国神社廃止論…浅川保
石橋通産大臣の想い出…岩武照彦
ヒュー・バイアス著「敵国日本」と「石橋=バイアス公驩報告」について…山口正
論壇季評
小泉ポピュリズムの終わりと始まり
辛辣な榊原「政官複合体」批判と、堺屋「平成官僚無能論」
官僚が仕切る小泉改革
「何でも構造改革」とアメリカ「出羽の守」
デフレ共犯者の深慮遠謀
新古典派モルモット
「自由思想」索引=81(98年3月)号~90(01年12月)号

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