機関誌「自由思想」

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  1. No.171(2024年2月号)
    目次

    巻頭随想
    序列と定量                     稲野 和利

    〈「石橋湛山賞」記念特集〉
    第44回(2023年度)石橋湛山賞
    三浦 まり著『さらば、男性政治』
    ケネス・盛・マッケルウェイン著『日本国憲法の普遍と特異
    ――その軌跡と定量的考察』に決定
    「石橋湛山賞」授賞式にあたって            田北 浩章

    〈石橋湛山賞記念特集・選考委員講評〉
    選考委員講評     加藤丈夫・駒橋憲一・田中秀征・山縣裕一郎

    〈石橋湛山賞記念特集・来賓あいさつ〉
    お二人の受賞おめでとうございます          中川 正春
    理論と実践の人から生まれた時代を画する書物     林 陽子
    ――『さらば、男性政治』――
    受賞によって開かれた新たな未来           宇野 重規

    〈石橋湛山賞記念特集・受賞のことば〉
    『さらば、男性政治』が問いかけること         三浦 まり
    石橋湛山と設計図としての日本国憲法      ケネス・盛・マッケルウェイン
    ――イデオロギーを超える憲法改正の議論――
    私と石橋湛山                    原田 泰
    ――理念のみによらない平和主義――
    石橋湛山と高垣寅次郎の縁              村本 孜
    ――高垣の学風と蔵書、エピソード――

    〈対談〉
    私の湛山研究と次代の湛山研究者への要望     増田 弘・姜 克實

    〈書評〉
    望月詩史著『石橋湛山の〈問い〉             姜 克實
    ――日本の針路をめぐって』について
    第10回石橋湛山研究学会開催報告          髙橋 文郎

    〈書評〉
    増田弘著『政治家・石橋湛山研究            望月 詩史
    ――リベラル保守政治家の軌跡』

    論壇季評[第88回]
    ・岸田政権混迷は強すぎる官邸と萎縮する役人のなれの果て?
    ・2024年は「選挙イヤー」選挙は民意を反映しているか
    ・日銀と財務省が議論を開始 CBDCとはどんなものか
    ・加速主義vs効果的利他主義 AI開発をめぐるもう一つの視点
    ・文学で描かれるケアの倫理 環境問題で問われる想像力

  2. No.170(2023年11月号)
    目次

    巻頭随想
    ウクライナ侵攻、ロシアは遠くなりにけり  小平 協

    〈石橋湛山没後50年に寄せて〉
    石橋湛山と田中角栄            田中 秀征
    ――岸信介と全面対立――
    石橋湛山と私               柴生田 晴四
    グローバル南北戦争の時代に石橋湛山を読む 白井 聡
    石橋先生“人と思想”             脇村 義太郎
    ――「東洋経済新報社 石橋さんを偲ぶ会」での講演――
    私からのおたより             石橋 湛山
    ――『東洋経済だより』から――
    「豪腕経営者」石橋湛山の野心とビジョン     駒橋 憲一
    ――『東洋経済だより』から読み取る――
    歴史教育のなかの石橋湛山         成田 龍一
    ――「歴史総合」の開始にあたって――

    〈書評〉
    鈴村裕輔著『政治家 石橋湛山
    ――見識ある「アマチュア」の信念』         浅野 純次

    〈再録〉
    禍根は家庭生活の不自然性にあり      石橋 湛山
    石橋湛山の恋愛観・夫婦観・家族観     中川 眞一郎
    ――「禍根は家庭生活の不自然性にあり」解題――

    石橋湛山賞授賞作決定

    論壇季評[第87回]

    ・「2%物価目標」の修正や撤廃は
    ・日銀ではなく政府の専権事項?
    ・なぜ中国は戦狼外交を行うのか
    ・古代から現代に至る複合的背景
    ・「ビジネスと人権」に注目
    ・男女所得格差も深刻な問題
    ・新興国を新たな切り口で捉え直す
    ・「グローバルサウス」とは何か
    ・改めて考える「新しい戦前」
    ・戦争回避を困難にした背景

  3. No.169(2023年8月号)
    目次

    巻頭随想
    石橋湛山翁の思考に学ぶ       斉藤 惇

    〈石橋湛山没後50年に寄せて〉
    私の湛山研究の歩み         姜 克實
    石橋湛山と私            鎮目 雅人
    私と湛山先生            倉本 冨士雄
    石橋湛山の薫陶を受けた4人の政治家④
    ――宮澤喜一・石田博英・宇都宮徳馬・井出一太郎――
    第4回 石田博英さんの思い出
    田中 秀征・原島 卓美・三宅 政志公
    石橋湛山はどのような野球の試合を観戦したか
    ――『石橋湛山日記』の記述から――  鈴村 裕輔

    〈再録〉
    初めて富士に登る          石橋 湛山

    〈再録〉
    東洋経済調査室報 創刊号      石橋 湛山

    〈解題〉
    5カ月で終わった「調査室報」     中川 眞一郎
    ――言論抑圧に抗して――

    論壇季評[第86回]

    ・台湾有事めぐる米専門家の警告
    ・冒険主義に走る危険性はあるか
    ・安倍『回顧録』は歴史法廷への陳述書ではなく“殴り込み”!?
    ・入管・学術会議・防衛予算大幅増
    ・岸田政権は安倍晋三なき安倍路線
    ・注目を集める対話型AI
    ・民主主義を揺るがす恐れも
    ・わが国における宗教の現状
    ・日本は「政教分離」を誤解

  4. No.168(2023年5月号)
    目次

    巻頭随想
    オーラルヒストリー 浅野 純次

    〈第15回「石橋湛山新人賞」〉
    第15回「石橋湛山新人賞」は門屋寿さん、丹後健人さんに授賞、
    佳作に山口章浩さん
    受賞のことば 門屋 寿
    受賞のことば 丹後 健人
    選考委員講評
    藤原 帰一・伊藤 元重・酒井 啓子
    〈第15回石橋湛山新人賞受賞論文・要旨〉
    権威主義体制下の選挙とその帰結 門屋 寿
    ――抗議運動を抑制する選挙結果の実証分析
    日本における退職消費パズルの検証 丹後 健人
    〈第15回石橋湛山新人賞佳作論文・要旨〉
    武力紛争当事者による国際人道法の尊重を確保する第三国の義務
    山口 章浩

    第43回(2022年度)「石橋湛山賞」受賞記念講演
    〈受賞記念講演①〉
    戦争はいかに終結したか、いかに終結するか 千々和 泰明
    〈受賞記念講演②〉
    人権と国家 筒井 清輝
    ――理念の力と国際政治の現実

    野人宰相放談 石橋 湛山
    ――新内閣の抱負

    石橋湛山先生と嶋中三代の縁 嶋中 雄二
    ――戦前・戦後を貫いた交わり

    論壇季評[第85回]

    ・除名問題で大揺れの共産党
    ・国民的な安保議論に繋がるか
    ・放送法4条1項は自律的倫理規定
    ・政府の番組介入は明確に憲法違反
    ・ネット右翼・歴史修正主義・陰謀論
    ・「新しい戦前」にしないために
    ・少子化は「病」の原因でなく症状
    ・解熱剤ばかり飲んでも治らない

  5. No.167(2023年2月号)
    目次

    巻頭随想
    湛山没後50年にあたって           石橋 省三

    「石橋湛山賞」記念特集
    第43回(2022年度)石橋湛山賞

    筒井 清輝著
    『人権と国家―理念の力と国際政治の現実』
    千々和 泰明著
    『戦争はいかに終結したか―二度の大戦からベトナム、イラクまで』
    にダブル授賞
    〈選考委員講評〉
    選考経過について               加藤 丈夫
    「石橋湛山賞」授賞式にあたって         駒橋 憲一
    〈受賞のことば〉
    石橋湛山のリベラリズムと国際人権の未来       筒井 清輝
    ――理念と現実の相克の中に見る希望――
    戦争の「出口」について卓見を示した石橋湛山   千々和泰明
    〈来賓あいさつ〉
    「理念の力」「地道な運動」が           久保 文明
    効果を上げることを実証された
    知的寛容に向けて               村田 晃嗣
    〈出版社あいさつ〉
    若い世代の方にお読みいただきたい       吉田  裕
    千々和先生への無理難題            田中 正敏

    〈座談会〉
    石橋湛山研究  上田 美和・牧野 邦昭・望月 詩史
    ――過去、現在、未来――

    〈中外週評〉
    我外交技術の欠点               石橋 湛山
    ――ミュンヘン協定 独逸外交を学べ――
    ダンスを解禁した独逸             石橋 湛山
    大東亜戦争と広域経済             石橋 湛山
    注目されるヒトラー評価と広域経済圏解釈    浅野 純次
    ――『中外商業新報』コラム解題――

    第9回石橋湛山研究学会報告                                    編 集 部

    早野透氏を悼む                井芹 浩文
    ――政治への厳しく優しい眼――

    論壇季評[第84回]

    ・安保大転換、予算倍増、反撃能力も
    ・国際情勢緊迫で護憲論議は消滅?
    ・激しい「文化戦争」が続く米国
    ・収束のカギは若者の投票行動か
    ・あらゆることがスローダウン
    ・減速が引き起こす社会の変質
    ・黒田日銀の10年を振り返る
    ・非現実的理論と過信で完全な失敗
    ・物価が上がっても賃金は上昇しない
    ・黙っていても実質賃金は上昇しない

     

  6. No.166(2022年11月号)
    目次

    巻頭随想
    選択か成り行きか               井芹 浩文

    〈再録〉
    人生と投機の職能               石橋 湛山

    〈「人生と投機の職能」を読んで〉
    石橋湛山翁の意見書に想う           斉藤  惇
    「人生と投機の職能」について          稲野 和利
    石橋湛山の考えた「投機」            大槻 奈那
    「反攻の象徴」としてのドローンと戦争倫理    松元 雅和

    石橋先生の墓                 井坂 康志
    ――東洋経済新報社退社の挨拶に代えて――

    政界のロマンチスト 石橋湛山         村山 公三
    ――情熱と信念が生んだ反逆児――

    身近に見た湛山の実像             浅野 純次
    ――解題「政界のロマンチスト 石橋湛山」――

    第43回石橋湛山賞授賞作決定

    論壇季評[第83回]

    ・安倍政治への評価は大きく分裂
    ・アベノミクスの失敗は明らか
    ・結党100年を迎える共産党
    ・党内の民主主義と多様性が必須
    ・なぜウクライナにこだわるのか
    ・プーチンの精神論と歴史的背景
    ・ウクライナ戦争の終わらせ方
    ・露の一方的併合で停戦遠のく
    ・人口減が止まらぬ“安い国”日本
    ・日本だけではなく世界的課題に

     

  7. No.165(2022年7月号)
    目次

    巻頭随想
    そして何もしなくなった         木村 幸俊

    〈連載最終回〉
    今だから話そう             石橋 湛山
    ――わが道を行く 出処進退の決め手――

    〈対談〉
    政治家 石橋湛山の思想と行動      増田 弘・中島 政希
    ――「今だから話そう」の連載を終了によせて――

    石橋湛山の薫陶を受けた4人の政治家③   田中 秀征
    ――宮澤喜一・石田博英・宇都宮徳馬・井出一太郎――
    第3回 宇都宮徳馬氏

    神尾昭男さんを偲んで          浅野 純次

    石橋湛山記念財団の活動報告

    論壇季評[第82回]

    ・金融偏重から財政へ軸足移動?
    ・安倍元首相の経済政策と日銀
    ・復帰50年の沖縄で続く基地問題
    ・「決定権なき決定者」の苦悩
    ・経済安保法が成立、大企業では
    ・早くも経産天下りの争奪戦も
    ・経済低迷の背景に日本人の心性
    ・底意地の悪い日本的ムラ社会

     

  8. No.164(2022年4月号)
    目次

    巻頭随想
    湛山と「新しい資本主義」  須賀 晃一

    石橋湛山の薫陶を受けた4人の政治家
    ――宮澤 喜一・石田 博英・宇都宮 徳馬・井出 一太郎――
    第2回 井出一太郎氏  田中 秀征

    第42回(2021年度)石橋湛山賞受賞記念講演
    〈受賞記念講演①〉
    民主主義とは何か――2022年の視点   宇野 重規
    〈受賞記念講演②〉
    日銀漂流、その漂着先  西野 智彦

    〈第14回「石橋湛山新人賞」〉
    第14回「石橋湛山新人賞」は谷京さんに授賞
    選考委員講評                       伊藤元重・藤原帰一・酒井啓子
    受賞のことば                       谷  京
    〈第14回石橋湛山新人賞授賞論文・要旨〉
    日朝貿易に関する日本政府の政策決定        谷  京
    ――1960年代前半における直接輸送と直接決済の実現を中心に――

    トマトと楽土と小日本                                             
    ――賢治・莞爾・湛山の遺したもの――      水埜 正彦

    〈連載第10回〉
    今だから話そう 石橋 湛山
    ――消えた二千万円 政治と金ぐり――      石橋 湛山

    石橋湛山「今だから話そう」連載第10回:解題
    同志との不可解な亀裂                   増田  弘

    論壇季評[第81回]
    ・ウクライナ侵攻は今世紀最大の愚
    ・ソ連時代に版図戻したい“皇帝”
    ・侵攻の遠因はNATOの東方拡大
    ・免れえぬ冷戦後米戦略失敗の責任
    ・韓国大統領選挙は野党候補が勝利
    ・日韓関係の早期の改善は期待薄か
    ・中国の行動原理の伝統的基盤
    ・「天下主義」とはいったい何か
    ・韓国にも抜かれた日本の平均賃金
    ・長期停滞を打破する切り札とは?

     

     

     

  9. No.163(2022年1月号)
    目次

    巻頭随想
    政府赤字の上限  浅野 純次

    「石橋湛山賞」記念特集
    第42回(2021年度)石橋湛山賞
    宇野重規著『民主主義とは何か』
    西野智彦著『日銀漂流——試練と苦悩の四半世紀』にダブル授賞

    〈選考委員講評〉
    選考経過について  山縣 裕一郎

    〈来賓あいさつ〉
    民主主義を信じるために
    ——宇野重規という学者・人物について  玄田 有史

    民主主義社会における中央銀行とは  白川 方明

    〈受賞のことば〉
    少しずつ前に進むリベラストでありたい  宇野 重規

    金融取材の原点は高橋亀吉翁の名著に
    異次元緩和の「漂着先」見届けるのが務め  西野 智彦

    石橋湛山の薫陶を受けた4人の政治家
    ――宮澤 喜一・石田 博英・宇都宮 徳馬・井出 一太郎――
    第1回 宮澤 喜一  田中 秀征

    第8回石橋湛山研究学会開催報告  木野 比佐司

    反戦平和と国際協調と
    ——石橋湛山、そして渋沢栄一——  小林 敏男

    〈連載第9回〉
    今だから話そう
    ——脱党の果て 分自党始末記——  石橋 湛山

    石橋湛山「今だから話そう」連載第9回:解題
    “脱党”と“復党”と「疑心暗鬼」  増田 弘

    論壇季評 [第80回]
    ・野党共闘是非より地道な運動を
    ・維新の全国政党化はあり得るか
    ・日本の財政は「このままでは破綻する」ではなく「必ず破綻する」
    ・平成とはどんな時代だったか
    ・停滞の30年を読み直す視点
    ・米国が北京五輪を外交ボイコット
    ・人権問題が国際秩序のカギ握る
    ・科学者の政策批判を反政府と捉え
    ・無理筋の法解釈で任命拒否強行

     

  10. No.162(2021年10月号)
    目次

    巻頭随想
    群れるのは人の本質 小平 協

    日米地位協定の負荷を課される自治体 山本 章子

    石橋湛山を育てた風土
    ——壽命山昌福寺について—— 岩間 湛教

    青淵と湛山の出会い
    ——『論語』泰伯第八の解釈をとおして—— 長 幸男

    石橋家旧蔵・鎌倉市中央図書館近代史資料室所蔵
    「有限責任信用購買利用組合湘南倶楽部資料」目録
    「有限責任信用購買利用組合湘南倶楽部資料」解題 中川 眞一郎

    「湘南倶楽部資料」収蔵のいきさつについて 平田 恵美

    〈連載第8回〉
    今だから話そう
    ——首相を懲罰する 民同派の誕生—— 石橋 湛山

    石橋湛山「今だから話そう」連載第8回:解題
    二つの解散と民同・鳩山党の闘い 増田 弘

    論壇季評[第79回]
    ・検証なき安倍〜菅長期政権の終焉
    ・国民への訴求力なきトップの挫折
    ・スリランカ女子留学生の無残な死
    ・先進国にあるまじき入管の非人道
    ・政府DXはなぜ漂流するのか?
    ・浮かび上がってくる様々な課題
    ・バイデン政権が反独占政策を強化
    ・G20では国際課税のルールで合意
    ・中国が世界の宇宙覇権を握る日
    ・旧紅衛兵世代去れば普通の国に?

     

  11. No.161(2021年7月号)
    目次

    巻頭随想
    湛山先生と開校150周年 望月 兼雄

    コロナ危機が問いかけた自由と民主 船橋 洋一

    「卒業生への言葉——立正大師の生き方に学ぶ——」 石橋 湛山

    経営者と教育者の狭間で
    ——解題:石橋湛山学長「卒業生への言葉」—— 早川 誠

    歴史探訪
    戦時下 言論出版人の苦闘
    ——横浜事件と東洋経済新報社—— 山口 正

    石橋湛山は世界恐慌を国際的に捉えていた 原田 泰

    〈書評〉
    佐藤賢一著『日蓮』
    日蓮の教学と信念を描ききった宗祖小説 浅野 純次

    保阪正康著『石橋湛山の65日』
    首相の格は任期にあらず 米山 忠寛

    増田弘・中島政希監修『鳩山一郎とその時代』
    友愛理念の現代的意義 植草 一秀

    〈連載第7回〉
    今だから話そう
    ——売られた喧嘩 不都合極まる除名—— 石橋 湛山

    石橋湛山「今だから話そう」連載第7回:解題
    自由党除名事件 増田 弘

    石橋湛山記念財団の活動報告

    論壇季評[第78回]
    ・震災復興から「コロナ勝利」に変身
    ・反対論押し切った東京五輪の行方
    ・コロナ禍で注目の「現金給付」策
    ・財源でMTTと連携する危うさ
    ・ジョブ型雇用は日本経済の救世主?
    ・日本的経営と労組はどこへ進む
    ・軍事クーデター発生のミャンマー
    ・ロヒンギャなど少数民族が焦点に
    ・郵政の圧力に迎合、NHK経営委
    ・マスメディアには茨の道が続く

  12. No.160(2021年4月号)
    目次

    〈巻頭随想〉
    命の選別 柴生田 晴四

    石橋湛山先生と日蓮聖人の思想渡邊 寶陽

    公文書と個人文書 堀内 寛雄
    ——日本近現代史研究における両輪——

    〈湛山賞受賞者によるエッセイ〉
    世界の常識が日本の常識になる日を待って 叶 芳和

    関東大震災に際しての緊急提案
    応急的財政経済政策に関する建議 三浦 銕太郎

    「石橋湛山記念 早稲田ジャーナリズム大賞」の〈これまで〉と〈これから〉 湯原 法文

    長男が語る石橋湛山の思い出 石橋 湛一

    湛山を尊敬してやまなかった父 石橋 省三

    〈書評〉
    望月 詩史著『石橋湛山の〈問い〉——日本の針路をめぐって——』 及川 英二郎

    原田 泰・和田 みき子 著『石橋湛山の経済政策思想——経済分析の帰結としての自由主義、民主主義、平和主義——』 増田 弘

    小菅 信子 著『日本赤十字社と皇室—— 博愛か報国か——』 堅田 智子

    もう一つの湛山論と井出孫六・半藤一利 北岡 和義
    ——時代を貫く言論人へのレクイエム——

    〈連載第6回〉
    今だから話そう
    反乱軍決起す ワンマンに楯つく 石橋 湛山

    石橋湛山「今だから話そう」連載第6回:解題
    吉田批判の急先鋒に 増田 弘

    2020年度石橋湛山新人賞は「該当作品なし」に

    追悼
    若井恒雄さん、安らかにお眠りください 浅野 純次

    論壇季評[第77回]
    ・なぜ菅政権はかくも不人気なのか
    ・脱官僚、政治主導の行き詰まり
    ・あのエマニュエル・トッドが
    ・独自のトランプ評価論を展開
    ・コロナで潜航する静かな金融危機
    ・MMT的処方箋の成功条件と限界
    ・コロナがもたらした新たな問題
    ・「格差の拡大」と「雇用の変質」
    ・日本政府に賠償を求める判決
    ・外交より「正義」求める韓国

     

  13. No.159(2021年1月号)
    目次

    巻頭随想
    自分で考える力 浅野 純次

    石橋湛山賞」記念特集
    第41回(2020年度)石橋湛山賞
    山本章子著『日米地位協定——在日米軍と「同盟」の70年——』に授賞

    選考委員講評 堀内 寛雄

    〈受賞者あいさつ〉
    日米地位協定」の問題を全国で共有したい! 山本 章子

    〈来賓あいさつ〉
    山本先生と沖縄県のかかわり 金城 典和

    〈出版社あいさつ〉
    中公新書のストイックな本づくり 松田 陽三

    〈出版社あいさつ〉
    山本章子氏の人と業績 野添 文彬

    〈湛山賞受賞者によるエッセイ〉
    「世界」を獲得するために 牧野 邦昭

    〈出版社あいさつ〉
    中公新書のストイックな本づくり 松田 陽三

    出版人としての石橋湛山  吉田 則昭
    ——戦後の出版団体会長就任——

    石橋湛山とウオールター・リップマン リチャード・ダイク

    〈連載第5回〉
    今だから話そう  石橋 湛山
    ——共産党との一戦 二・一ストのころ——

    石橋湛山「今だから話そう」連載第5回:解題
    二・一ゼネストとパージ ——石橋湛山の公職追放 増田 弘

    論壇季評[第76回]
    ・トランプ派は負けず、消えもせず
    ・バイデン民主党の複雑さに不安も
    ・学術会議問題があぶり出した
    ・日本のアカデミズムの危機
    ・「マルクス」「資本論」がブーム
    ・「コモンの再生」が鍵になる
    ・菅の金看板「デジタル庁」前途多難
    ・行政の無謬性とデジタル化は水と油?
    ・巨大IT企業GAFAへの規制
    ・国際政治や安全保障にも影響大

  14. No.158(2020年10月号)
    目次

    巻頭随想
    自由思想」とは“生きる人間中心の哲学” 渡邊 寶陽

    〈湛山賞受賞者によるエッセイ〉
    石橋湛山とケネディ ——歴史から何を学ぶか—— 松山 幸雄

    石橋湛山の読書と読書法 浅野 純次

    私の読書法 石橋 湛山

    〈連載第4回〉
    今だから話そう ——追放のカラクリ 見殺しにされた蔵相—— 石橋 湛山

    石橋湛山「今だから話そう」連載第4回:解題
    占領期のミステリー ——石橋湛山の公職追放 増田 弘

    幣原喜重郎と石橋湛山 ——憲法9条の発案者は誰か?—— 中川 眞一郎

    「石橋湛山賞」授賞作決定

    渡部恒三先生を偲ぶ 石橋 省三

    石橋さんの私設秘書として ———石橋湛山研究学会設立総会でのあいさつ—— 渡部 恒三

    論壇季評[第75回]
    ・安倍政治の国論二分、後半の失速
    ・強権ならじ、未来見据えた議論を
    ・安倍の右派政策はイメージ戦略か
    ・岸信介の衣鉢を継ぐ国家主義者か
    ・コロナでも財政破綻は起きない?
    ・物価上昇が始まったら手遅れか
    ・米国における人種差別の根深さ
    ・日本においても他人事ではない
    ・コロナ・パンデミックが浮き彫りにした日本社会の課題と異質性

  15. No.157(2020年7月号)
    目次

    巻頭随想
    「短期戦」と「長期戦」 小山田 隆

    第12回「石橋湛山新人賞」
    第12回「石橋湛山新人賞」は田中美里さん、佳作を布施豪嗣さんに授賞
    選考委員講評  酒井啓子/伊藤元重/藤原帰一
    受賞のことば田中美里/布施豪嗣

    〈指導教官からの祝辞〉
    田中美里氏の受賞に寄せて 只野 雅人
    受賞のお祝いと今後への期待 中西 聡

    〈石橋湛山新人賞授賞論文・要旨〉
    フランスにおける「公序」とマニフェスタシオンの自由 田中 美里

    〈石橋湛山新人賞佳作論文・要旨〉
    石橋湛山の経済理論 —古典派的側面を中心に— 布施 豪嗣

    いま湛山から学ぶ 日米安保体制の行方 増田 弘

    コロナ感染症対応と石橋湛山の医療体制論 原田 泰/和田みき子

    石橋湛山記念財団の活動報告 石橋 省三

    石橋湛山の書評
    『東洋経済新報』「新刊紹介」「新著と資料」から
    「石橋湛山の書評」解題 浅野 純次

    〈連載第3回〉
    今だから話そう —GHQと戦う 涙の国会報告— 石橋 湛山

    石橋湛山「今だから話そう」連載第3回:解題
    ケインジアン蔵相の奮闘 増田 弘

    論壇季評[第74回]
    ・PCR検査体制が拡充しない謎
    ・人類がコロナと生きる知恵は
    ・平時の財政健全化怠ったツケ必至
    ・「無能化政府」仮説、説得力増す
    ・ウィズ・コロナ時代の通貨とは
    ・改めて考えてみるための基盤
    ・物価引き下げで実質賃金の上昇を
    ・マネーに問題を解決する力はない

  16. No.156(2020年4月号)
    目次

    巻頭随想
    再生日本? 石橋 省三

    〈特別座談会〉
    「石橋湛山新人賞」選考委員による
    時局清談2020年春  伊藤元重/酒井啓子/藤原帰一

    “動乱”期に入った国際政治/“権力移行”と“覇権の後退”
    アメリカ 中東からの退行と介入
    地上軍の投入を止めたアメリカ
    危機の経済、平時の経済
    「氷の地獄」か「灼熱の地獄」か
    1億人のインドと10億人のインド
    ハイパーグローバル化のバックラッシュ=反動
    ポピュリズム/アンチグローバリズム/ネイティビイズム/アンチエリーティズム/
    オーソリテリアニズム
    “途上国”化する先進国
    日本でポピュリズムは起こるのか
    米中デカップリング

    第7回石橋湛山研究学会開催報告
    石橋湛山の言論活動とその時代背景を解析する 小平 協

    〈石橋湛山研究学会会長就任にあたって〉
    石橋湛山研究学会の目指すところ 猪木 武徳

    祖父、大原万平の宝物 浜田陽太郎
    ——「伊勢神宮参拝」のエピソードをたどって——

    心に留めておきたい
    石橋湛山名語録集 大原 万平

    〈連載第2回〉
    今だから話そう 石橋 湛山
    ——議席のない大蔵大臣 政界入りの決意——

    石橋湛山「今だから話そう」連載第2回:解題
    総選挙落選の身で、大蔵大臣に 増田 弘

    〈書評〉
    伊藤真利子著『郵政民営化の政治経済学—小泉改革の歴史的前提—』 杉浦 勢之
    ——戦後郵便貯金の歴史を系統的に明らかにし、現代の財政金融問題に新たな視点を照射——

    論壇季評[第73回]
    ・リベラル勢力復権のために
    ・ネット右翼発生の背景を探る
    ・独裁を生み出す空気と
    ・独裁を持続・拡大させる手法
    ・AI支配の時代をどう生きるか?
    ・膜想によって「己を知る」べし
    ・人生百年、終わり方論議のゆくえ
    ・なぜ尊厳死か、弱者の負担感は

  17. No.155(2019年12月号)
    目次

    巻頭随想
    オリンピック大会と日本の女性 山口 正

    〈対談〉
    安倍政治をどうとらえるか 早野 透/井芹 浩文
    ——政治部記者OBの視点から——

    〈石橋湛山/大原万平対談〉
    私の時局随想

    終戦20年の時点に立って 石橋 湛山/大原 万平

    〈石橋湛山/大原万平対談〉
    時局随想

    中国・日韓問題を語る 石橋 湛山/大原 万平

    湛山老と大原万平さんの「四つの対話」を読む 矢吹 晋

    〈連載第1回〉
    今だから話そう 石橋 湛山
    ——政治家の命運 “七票差の内幕”——

    政治ドラマ仕立ての貴重な回想録 増田 弘
    ——石橋湛山回想録「今だから話そう」について——

    石橋湛山「今だから話そう」連載第1回:解題
      政治家の命運 “七票差の内幕” 増田 弘

    石橋湛山 一週間の献立

    石橋湛山の健康法 浅野 純次
    ——飲食、運動、ストレス発散などについて——

    法華経の精神が宿った俳句と詩篇を残した人 鈴木 比佐雄
    ——石村柳三 句集『雑草流句心』・詩集『足の眼』に寄せて——

    論壇季評[第72回]
    ・マイナス金利の深掘りはもう限界
    ・日本はすでに実質的な債務超過に
    ・若者はなぜ野党を嫌うのか
    ・「安倍一強」の背景を探る
    ・日本の出生数は年100万人割れ
    ・世界的にも人口減少の潮流
    ・韓国「南南葛藤」が終わる日はいつ
    ・解放後70年余でも続く「日帝支配」
    ・GSOMIA攻防で見えたもの
    ・南北統一を見据え対韓交渉を

  18. No.154(2019年9月号)
    目次

    巻頭随想
    改めて思想・言論の自由に想いを 鎌田 薫

    〈石橋湛山/大原万平対談〉
    平和への私の提言 石橋湛山/大原万平

    〈対談「平和への私の提言」:解題〉
    日中米ソ平和同盟構想へのあくなき想い 編集部

    天皇への「甘え」 望月 詩史
    ——「平成」とはいかなる時代だったのか——

    〈論文〉
    石橋湛山の昭和恐慌理解とケインズの金融理論 原田 泰

    〈再録〉
    評論の意義と協会の使命 石橋 湛山

    評論家協会と石橋湛山 中川眞一郎
    ——「評論の意義と協会の使命」について——

    第40回石橋湛山賞選考結果

    論壇季評[第71回]
    ・迷走超大国への8つの視点と展望
    ・リバタリアンが目論むユートピア
    ・首長や政治家が展覧会の作品を批判
    ・税金投入だからこそ介入許されず
    ・AI社会の到来で人類は滅びる?
    ・支配される前に支配する方法とは
    ・過熱する仮想通貨「リブラ」批判
    ・AIが加速させるIT企業の独占
    ・異色の文芸評論家・加藤典洋
    ・死して憲法9条を巡り問題提起

  19. No.153(2019年6月号)
    目次

    巻頭随想
    プラグマティストたる前天皇 井芹 浩文

    〈特別対談〉
    緑陰清談——石橋湛山記念会館にて—— 新井 紀子/田中 秀征

    〈第11回石橋湛山新人賞〉
    第11回「石橋湛山新人賞」は川鍋健さん、佳作を後藤倫子さんに授賞

    石橋湛山新人賞選考委員 講評 藤原 帰一/伊藤 元重/酒井 啓子

    〈石橋湛山新人賞授賞論文・要旨〉
    人民の、人民による、人民のための憲法 川鍋 健
     ——アキル・リード・アマールの憲法論から——

    〈石橋湛山新人賞授賞論文・要旨〉
    ジェノサイド条約の成立におけるラファエル・レムキンの影響 後藤 倫子
     ——ジェノサイド条約の準備作業以前のラファエル・レムキンの条約構想の分析を通して———

    〈石橋湛山/大原万平対談〉
    時局雑感 問われるままに 石橋湛山/大原万平

    〈対談「問われるままに」:解題〉
    湛山 最大の理解者にして心酔者—— 大原万平 浅野 純次

    石橋派の変遷 中島 政希
     ——石橋湛山をめぐる政治家たち——

    経済倶楽部山中湖畔山荘の今昔 高橋 宏

    〈再録〉
    経済倶楽部の発足から山中湖畔山荘の誕生への思い出 石橋湛山

    我々の山荘の誇 石橋湛山

    石橋湛山記念財団の活動報告 石橋省三

    論壇季評[第70回]
    ・呆れた改元奉祝報道の垂れ流し
    ・改元を最大限利用した安倍首相
    ・「誰もお金を使わない国」で
    ・“異次元緩和”を継続する愚
    ・政府の財政赤字など心配無用?
    ・無から有産み出すトンデモ理論
    ・歴史の評価はつねに動く
    ・昭和史にあたる新しい光
    ・人生100年時代をどう生きるか
    ・継続雇用は矛盾の塊、持続不可能

  20. No.152(2019年3月号)
    目次

    巻頭随想
    統計不正に見る国家の危機の意味するもの 柴生田 晴四

    〈特別座談会〉
    石橋湛山新人賞選考委員による時局清談2019年春 伊藤 元重/酒井 啓子/藤原 帰一

    統計問題をどうみるか/政府統計はあてにならない国も多い

    圧倒的な国内報道量、減っている国際報道

    文在寅政権とはどのような政権なのか?

    徴用工問題——歴史問題は日本にとって厳しいテーマ

    トランプを抱き込むサウジアラビア

    シリアの後はどうなる? イラン制裁の影響は?

    トランプのエグゼクティブタイム

    台湾問題——「一つの中国ってうそだよね」

    米中経済関係のゆくえ/トランプのツイートを止める人はいないのか?

    ブレグジットの影響

    〈論文〉
    石橋湛山なら現在の金融政策をどのように考えるか 原田 泰

    左派政党はなぜ労働者の味方を止めたのか? 吉松 崇
     ——ピケティの新たな論文が指摘するその理由とは——

    責任者の出処進退 中山 素平

    〈再録〉
    経済年鑑の発行に就て 石橋 湛山

    石橋湛山と統計 浅野 純次
     ——ジャーナリストとして、経営者として——

    〈石橋湛山平和賞・中高校生の部 最優秀賞受賞作〉
    私たちに託された未来 幡野 純平

    第7回石橋湛山平和賞表彰式を終えて 浅川 保/伊藤 洋

    〈第6回石橋湛山研究学会開催報告〉
    石橋湛山の活動の多面性に光を当てる 福永 宏

    論壇季評[第69回]
    ・左派政党の衰退と変貌で
    ・いま野党に求められているもの
    ・英国のEU離脱、結果はいかに!?
    ・深い議論なく国民投票した悔恨
    ・まさかの選択、IWC脱退
    ・真の目的は調査捕鯨撤退?
    ・「2島先行」でも多難な領土交渉
    ・国後・択捉放棄で得る国益とは?
    ・経済最強の米国で平均寿命が縮小
    ・源流はナチス・ドイツの時代に