機関誌「自由思想」

bulletin

No.160(2021年4月号)

目次

〈巻頭随想〉
命の選別 柴生田 晴四

石橋湛山先生と日蓮聖人の思想渡邊 寶陽

公文書と個人文書 堀内 寛雄
——日本近現代史研究における両輪——

〈湛山賞受賞者によるエッセイ〉
世界の常識が日本の常識になる日を待って 叶 芳和

関東大震災に際しての緊急提案
応急的財政経済政策に関する建議 三浦 銕太郎

「石橋湛山記念 早稲田ジャーナリズム大賞」の〈これまで〉と〈これから〉 湯原 法文

長男が語る石橋湛山の思い出 石橋 湛一

湛山を尊敬してやまなかった父 石橋 省三

〈書評〉
望月 詩史著『石橋湛山の〈問い〉——日本の針路をめぐって——』 及川 英二郎

原田 泰・和田 みき子 著『石橋湛山の経済政策思想——経済分析の帰結としての自由主義、民主主義、平和主義——』 増田 弘

小菅 信子 著『日本赤十字社と皇室—— 博愛か報国か——』 堅田 智子

もう一つの湛山論と井出孫六・半藤一利 北岡 和義
——時代を貫く言論人へのレクイエム——

〈連載第6回〉
今だから話そう
反乱軍決起す ワンマンに楯つく 石橋 湛山

石橋湛山「今だから話そう」連載第6回:解題
吉田批判の急先鋒に 増田 弘

2020年度石橋湛山新人賞は「該当作品なし」に

追悼
若井恒雄さん、安らかにお眠りください 浅野 純次

論壇季評[第77回]
・なぜ菅政権はかくも不人気なのか
・脱官僚、政治主導の行き詰まり
・あのエマニュエル・トッドが
・独自のトランプ評価論を展開
・コロナで潜航する静かな金融危機
・MMT的処方箋の成功条件と限界
・コロナがもたらした新たな問題
・「格差の拡大」と「雇用の変質」
・日本政府に賠償を求める判決
・外交より「正義」求める韓国