機関誌「自由思想」

bulletin

No.163(2022年1月号)

目次

巻頭随想
政府赤字の上限  浅野 純次

「石橋湛山賞」記念特集
第42回(2021年度)石橋湛山賞
宇野重規著『民主主義とは何か』
西野智彦著『日銀漂流——試練と苦悩の四半世紀』にダブル授賞

〈選考委員講評〉
選考経過について  山縣 裕一郎

〈来賓あいさつ〉
民主主義を信じるために
——宇野重規という学者・人物について  玄田 有史

民主主義社会における中央銀行とは  白川 方明

〈受賞のことば〉
少しずつ前に進むリベラストでありたい  宇野 重規

金融取材の原点は高橋亀吉翁の名著に
異次元緩和の「漂着先」見届けるのが務め  西野 智彦

石橋湛山の薫陶を受けた4人の政治家
――宮澤 喜一・石田 博英・宇都宮 徳馬・井出 一太郎――
第1回 宮澤 喜一  田中 秀征

第8回石橋湛山研究学会開催報告  木野 比佐司

反戦平和と国際協調と
——石橋湛山、そして渋沢栄一——  小林 敏男

〈連載第9回〉
今だから話そう
——脱党の果て 分自党始末記——  石橋 湛山

石橋湛山「今だから話そう」連載第9回:解題
“脱党”と“復党”と「疑心暗鬼」  増田 弘

論壇季評 [第80回]
・野党共闘是非より地道な運動を
・維新の全国政党化はあり得るか
・日本の財政は「このままでは破綻する」ではなく「必ず破綻する」
・平成とはどんな時代だったか
・停滞の30年を読み直す視点
・米国が北京五輪を外交ボイコット
・人権問題が国際秩序のカギ握る
・科学者の政策批判を反政府と捉え
・無理筋の法解釈で任命拒否強行